伊奈町議会 > 1992-12-07 >
12月10日-01号

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  1. 伊奈町議会 1992-12-07
    12月10日-01号


    取得元: 伊奈町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-06
    平成 4年 12月 定例会(第8回)          ◯招集告示伊奈町告示第130号 平成4年第8回伊奈町議会定例会を次のとおり招集する。  平成4年12月7日                  伊奈町長  小林昭一 期日  平成4年12月10日 場所  伊奈町議会議場          ◯応招・不応招議員応招議員(22名)  1番   野川和好君    2番   鈴木 明君  3番   平田義雄君    4番   大塚順康君  5番   鳥井文典君    6番   秋山 稔君  7番   小宮清喜君    8番   田中久枝君  9番   大塚怡子君   10番   戸井田信夫君 11番   秋山昭二君   12番   長谷場 優君 13番   木村健一君   14番   山本重幸君 15番   佐原 久君   16番   笠 謙次君 17番   森田 清君   18番   竹内正次君 19番   沢田 猛君   20番   稲橋正兵衛君 21番   鳥海 努君   22番   金子利作君不応招議員(なし)        平成4年第8回伊奈町議会定例会 第1日平成4年12月10日(木曜日)  議事日程(第1号)  1、開会及び開議の宣告  1、会議録署名議員の指名  1、会期の決定  1、諸報告  1、閉会中付託案件の審査報告  1、決算特別委員長報告  1、決算特別委員長報告に対する質疑、討論、採決  1、町長提出議案の報告  1、第69号議案の上程、説明、質疑、採決  1、助役就任のあいさつ  1、第70号議案の上程、説明、質疑、採決  1、第71号議案の上程、説明、質疑  1、第72号議案の上程、説明、質疑  1、議案の委員会付託  1、陳情の報告  1、陳情第2号の上程、委員会付託  1、次会日程の報告  1、散会午前10時45分開会 出席議員(22名)    1番   野川和好君     2番   鈴木 明君    3番   平田義雄君     4番   大塚順康君    5番   鳥井文典君     6番   秋山 稔君    7番   小宮清喜君     8番   田中久枝君    9番   大塚怡子君    10番   戸井田信夫君   11番   秋山昭二君    12番   長谷場 優君   13番   木村健一君    14番   山本重幸君   15番   佐原 久君    16番   笠 謙次君   17番   森田 清君    18番   竹内正次君   19番   沢田 猛君    20番   稲橋正兵衛君   21番   鳥海 努君    22番   金子利作君 欠席議員(なし) 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人   町長     小林昭一君    助役     守屋宣夫君   収入役    八木橋弘峰君   教育長    永島宣征君                   参事兼   消防長    福島好治君    企画財政   山本欽吾君                   課長   参事兼          加藤重雄君    税務課長   内村吉男君   総務課長   住民課長   小島 進君    福祉課長   関山熈一君   保健衛生          小山政道君    農政課長   菊池久美雄君   課長   商工課長   忍田正博君    建設課長   細田藤夫君   都市計画            都市整備          中島治平君           斎藤 肇君   課長              課長   下水道          内田芳男君    会計課長   国島光司君   課長                   クリーン   教育次長   山田俊彦君    センター   本多隆二君                   所長                   消防本部   水道課長   関根茂弥君           長島憲雄君                   次長 本会議に出席した事務局職員   事務局長   平川保男     係長     出野隆一 △開会及び開議の宣告(午前10時45分) ○議長(鳥海努君) ただいまの出席議員は22名であります。定足数に達しておりますので、平成4年第8回伊奈町議会定例会は成立をいたしました。 よって、これより開会し、直ちに本日の会議を開きます。---------------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(鳥海努君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第 119条の規定により、議長から指名をいたします。  16番   笠 謙次君  17番   森田 清君  18番   竹内正次君 以上、3君を本会期中の会議録署名議員に指名をいたします。--------------------------------------- △会期の決定 ○議長(鳥海努君) 日程第2、会期の決定についてを議題といたします。 今期定例会の会期については、先ほど議会運営委員長の報告のとおり、会期予定表を作成し、お手元に配付してございます。 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から21日までの12日間といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。   〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(鳥海努君) ご異議ないものと認めます。 よって、今期定例会は本日から21日までの12日間と決定をいたしました。--------------------------------------- △諸報告 ○議長(鳥海努君) 日程第3、諸報告を行います。 初めに、議会報告を行います。 事務局長をして報告をいたさせます。 局長。 ◎事務局長(平川保男君) 命により議会報告を行います。 初めに、9月29日から10月7日の日程で実施された埼玉県町村議会議長会主催海外地方行政調査団に鳥海議長、秋山昭二議員が参加いたしました。 次に、10月20日愛知県扶桑町議会より、下水道事業及び公園関係の視察研修のため来庁されました。 次に、10月22日から24日の日程で開催された文教民生常任委員会所管事務調査は、兵庫県五色町の保健医療カードシステムについて研修いたしました。 次に、10月27日から29日の日程で開催された建設産業常任委員会所管事務調査は、富山県井波町の商業振興について、及び石川県加賀市の近郊農業の振興について研修いたしました。 次に、11月4日から6日の日程で開催された総務常任委員会所管事務調査は、福島県川俣町の行政事務の合理化について、及び新潟県黒川村の村営ホテル事業について研修いたしました。 次に、11月24日から27日までの沖縄・埼玉の塔慰霊団員として、鳥海議長が参加いたしまして、戦没者の追悼を行いました。 次に、11月26日県民活動総合センターで開催された上尾・伊奈広域行政協議会総会に、副議長他4議員が出席し、仮称上尾・伊奈広域公園整備計画案について審議決定いたしました。 次に、11月30日に吹上町で開催された北足立郡議長会役員会に正副議長が出席いたしました。席上、議員研修会総会の日程等について審議決定いたしました。 次に、監査委員から地方自治法第 235条の2第3項の規定により、例月出納検査の結果報告がありました。写しをお手元に配付してございます。ごらんくださるようお願いいたします。 次に、今期定例会に地方自治法第 121条の規定により、提出議案等の説明のため出席を求め、あるいは委任を受けて出席された関係者は説明員席にご着席の方々でございます。 ○議長(鳥海努君) 以上で議会報告を終わります。--------------------------------------- △町長の行政報告 ○議長(鳥海努君) 次に、町長から9月定例会以降の行政についての報告をしたい旨発言を求められておりますので、町長の発言を許可いたします。 町長。   〔町長 小林昭一君登壇〕 ◎町長(小林昭一君) 行政報告を申し上げます前に、一言ごあいさつ申し上げさせていただきたいと思いますが、本日ここに12月定例会を招集申し上げましたところ、議員各位におかれましては、極めて公私ともにご多端のところお差し繰り、全員の方のご出席をいただきまして、開会できますことを厚く御礼申し上げます。 本年は特に、世界的にもまた経済的にも大きな変化の年であったというふうに受けとめております。うねりの大きさをしみじみと感じているところでございますが、町にとりましては皆様方のご理解とご指導等を賜りながら、行政を進めることができたと感謝しているところでございます。 どうぞこれからも、これからご提案申し上げます平成3年度の決算認定を初めとして、それぞれの案件についてご承認、ご同意、ご可決を賜りますようにお願い申し上げたいと存じます。 それでは、これより9月定例会以降の行政について、各課順にご報告を申し上げます。 まず初めに、企画財政課関係でございますが、町功労者表彰につきまして、去る11月8日の町総合文化祭当日、町政の振興発展にご尽力をいただきました方々16名5団体を表彰いたしました。その功労別人員につきましては、消防功労4名、社会福祉功労5名、保健衛生功労1名、農業功労3名、教育功労2名、文化功労5団体、スポーツ功労1名でございます。それぞれの功績に対しまして、改めて敬意を表するものでございます。 次に、企画財政課関係でございますが、信号機の設置につきまして。上尾警察署に要望しておりました県道上尾・蓮田線と上越新幹線との交差点に信号機が設置され、10月15日から点灯いたしました。設置に当たりまして、関係者の大変なご協力をいただきました。皆様に感謝を申し上げる次第でございます。 次に、住民課関係でございますが、人口と世帯につきまして。12月1日現在の人口は2万 8,325人で、前年同期より 687人ふえております。その内訳は、自然増が 138人、社会増が 549人でございます。世帯は 8,474世帯で、前年同期より 349世帯の増でございます。 次に、保健衛生課関係につきまして。国保会計の関係ですが、11月末日をもって確定した9月診療分までの6カ月間の療養給付費は、2万 407件2億 7,279万 9,000円となり、前年同期と比較し、件数で4.22%の増、金額で 1.3%の減となりました。 次に、基本健康診査につきまして。老人保健法に基づく住民基本健康診査を9月1日から9月末日までの1カ月間、町内5医療機関において個別診査を実施いたしました。 869名の方が受診し、受診者全員に結果を通知いたしました。 結核検診につきまして。8月4日から10月30日までの間、町内各集会所等13会場で実施し、 271名の方が受診いたしました。結果が判明次第指導する予定でございます。また、同時にすべての会場において健康相談も行いました。 次に、桶川・伊奈衛生組合につきまして。去る11月21日、組合議会臨時会が開会され、秋山稔議員が組合議会選出の監査委員に選任されました。 次に、クリーンセンター関係でございますが、県廃棄物広域処分対策協議会の設立につきまして。一般廃棄物の最終処分場の確保を検討するため、埼玉県廃棄物広域処分対策協議会が平成4年10月19日に設立されました。これは、最終処分場の確保が困難な50市町村と13の一部事務組合が結束し、廃棄物の広域的な最終処分場の建設を検討するためのもので、事業計画によりますと、平成7年度に建設用地を決定し、平成12年度に工事着工の予定となっております。 次に、農政課関係でございますが、農業委員会関係について申し上げます。農地法に基づく9月から11月までの許可及び届出件数は、法第3条6件、法第4条15件、法第5条29件、合計で50件処理されました。 次に、建設課関係でございますが、道路改良工事につきまして。町道第10号線拡幅改良工事その2、場所は丸山、丸の内地内で、延長 383.5メートルを入札の結果 2,987万円で、有限会社菊池組と契約を結びました。町道第1102号線拡幅改良工事、場所は羽貫、西蔵院前の道路で、延長 225.7メートルを、入札の結果 1,987万 9,000円で、カンエツ興業株式会社と契約を結びました。両工事とも平成5年2月28日完了の予定で進めているところでございます。 次に、舗装工事につきまして。町道第 104号線舗装修繕工事、場所は大針、港屋さん前の道路で、延長 340メートルを、入札の結果 1,102万 1,000円で、丸一建設協同組合と契約を結び、12月15日完了の予定で進めているところでございます。 町道第5号線舗装修繕工事につきまして。場所は柴、寿屋さん前から上尾に向かう道路で、延長 192メートルを入札の結果 1,946万 7,000円で、株式会社内田組と契約を結び、平成5年1月31日完了の予定でございます。 次に、側溝工事につきまして。町道第2181号線側溝修繕工事、場所は大針細田山地内で、延長 217.1メートルを入札の結果 1,354万 4,500円で、株式会社清光建設と契約を結びました。 町道第4205号線側溝修繕工事につきましては、場所は南部大公園南側道路で、延長 212.1メートルを、入札の結果 1,225万 7,000円で、株式会社高梨組と契約を結びました。両工事とも平成5年1月31日完了の予定で進めているところでございます。 町道第 110号線側溝整備工事、場所は小室、中島地内、山手整形外科医院から南側に向かう道路で、延長 257.2メートルを入札の結果 3,532万 9,000円で、株式会社東栄と契約を結び、平成5年3月22日完了の予定で進めているところでございます。 次に、排水路工事について。栄南排水路整備工事につきまして。場所は、栄1、2丁目地内で、延長 395メートルを入札の結果 4,130万 3,000円で、株式会社東栄と契約を結び、平成5年2月28日完了の予定で進めているところでございます。 次に、小貝戸地内排水路整備工事につきまして。場所は、小室、上田地内で延長 138.3メートルを、入札の結果 2,240万 2,500円で、株式会社内田組と契約を結びました。 丸山排水路整備工事につきまして。場所は、小室、赤羽及び丸山地内で、延長 121.8メートルを、入札の結果 1,864万 3,000円で、カンエツ興業株式会社と契約を結びました。両工事とも平成5年3月15日完了の予定でございます。 次に、遊水地整備工事につきまして。場所は、綾瀬東区内の遊水地で、入札の結果 1,627万 4,000円で、株式会社東栄と契約を結び、平成5年3月15日完了の予定でございます。 次に、都市計画課関係でございますが、仮称志久駅周辺地区土地区画整理組合設立準備委員会の結成につきまして。埼玉新都市交通伊奈線ニューシャトル志久駅周辺約40ヘクタールの区画整理組合設立に向けて、去る10月13日に発起人会が開催され、区画整理法に基づく技術援助の申請がありました。また、11月30日には組合設立に向けて17名の委員からなる準備委員会が結成されました。今後は、平成7年の組合設立及び事業認可に向けて推進を図ってまいりたいと考えております。 次に、埼玉圏央道沿線東部地域活性化計画推進協議会の設立につきまして。平成6年に都市計画決定を予定している首都圏中央連絡自動車道の国道 254号線、川島町地内から茨城県境町までの地域に共通するまちづくりの課題について協議し、沿線地域の活力ある発展と街路網の見直しを目的として、埼玉圏央道沿線東部地域活性化計画推進協議会が、去る11月25日に設立されました。 なお、協議会の構成は鴻巣市、上尾市、桶川市、久喜市、北本市、蓮田市、幸手市、伊奈町、宮代町、白岡町、菖蒲町、鷲宮町、及び杉戸町の首長となっており、会長には久喜市長が就任しております。 次に、都市整備課関係ですが、伊奈町中部特定土地区画整理事業工事発注状況についてご報告いたします。街路築造工事については、指名競争入札の結果Aの5工区が、有限会社中山興業と 2,739万 8,000円、Bの4工区が株式会社内田組と 2,657万 4,000円、Cの4工区、有限会社菊池組と 2,193万 9,000円、Dの1工区、株式会社東栄 978万 5,000円、Eの1工区、株式会社東栄 978万 5,000円で。雨水管築造工事の第7工区は、有限会社中山興業と 3,419万 6,000円。第8工区、株式会社内田組と 365万 6,500円。第9工区、株式会社東栄と 2,245万 4,000円でそれぞれ契約し、各工区とも平成5年3月22日工事完了の予定でございます。 次に、下水道課関係につきまして。下水道関係についてご報告申し上げます。総合経済対策の一環として施工する寿2、3丁目地内の枝線工事については、両工区とも指名競争入札の結果、4-0-15工区は丸一建設協同組合と 2,544万 1,000円で契約、4-0-16工区は千代本興業株式会社と 3,481万 4,000円で契約し、両工区とも平成5年3月完了の予定でございます。 次に、水道課関係につきまして請負工事の締結について。石綿管布設がえ工事丸の内地内、布設延長 391メートルを入札した結果、 1,297万 8,000円で株式会社飯野設備と契約。また中部区画整理事業配水管布設工事第1工区、布設延長 424メートルを、入札の結果 1,133万円で株式会社東栄と契約。同じく第2工区布設延長 310メートルの入札結果は、 1,699万 5,000円で、有限会社矢部設備工業所と契約。同じく第3工区、布設延長 327メートルの入札結果は、 1,117万 5,500円で有限会社ヤマカワ商会と契約。同じく第4工区布設延長 617メートルの入札結果は、 1,627万 4,000円で株式会社鈴木総合設備と契約。各工事とも平成5年2月26日完成の予定でございます。 次に消防本部関係につきまして、救急業務について。救急出場状況は、本年1月から11月までの出場件数 449件であります。出場種別は、急病 178件、交通事故 148件、その他 123件でありまして、昨年同期より41件の増加でございます。 次に、学校教育課関係でございますが、埼玉県中学新人体育大会において、小針中2年の古閑智博君が男子柔道軽量級で優勝し、団体戦ではベスト16となりました。また、伊奈中野球部は、同大会においてベスト8の成績をおさめました。 研究発表につきましては、県教育委員会、伊奈町教育委員会から委嘱を受けた伊奈中が、11月4日に「新学習指導要領に基づく教育課程の編成および学習指導法の研究」と題して研究発表を行い、好評を得ました。また、教職員の研究研修に関しまして、伊奈中の中村義子教諭、加藤浩之教諭を初めとする理科研究部が、「個の活動を高める学習指導法-主体的に学ぶ生徒の育成を通して」のテーマで、埼玉理科教育賞研究発表優秀賞を受賞し、その実践的な研究が高く評価されました。 以上で行政報告を終わらせていただきます。 ○議長(鳥海努君) 以上をもって町長の行政報告を終わります。 行政報告に対する質疑は、14日一般質問終了後に行います。質疑される議員各位には、本日会議終了時までに事務局に通告書を提出されるようお願いいたします。--------------------------------------- △閉会中付託案件の審査報告 ○議長(鳥海努君) 日程第4、閉会中付託案件の審査報告を行います。 さきの9月定例会において、引き続き閉会中の継続審査を行ってまいりました案件について、会議規則第76条の規定により、委員長より本職まで委員会報告書が提出されております。事務局長をして朗読をいたさせます。 局長。   〔事務局長朗読〕 ○議長(鳥海努君) 以上のとおりでございます。---------------------------------------決算特別委員長報告
    ○議長(鳥海努君) 初めに、決算特別委員会に付託され閉会中の継続審査となっております認定第1号 平成3年度伊奈町一般会計歳入歳出決算認定について、認定第2号 平成3年度伊奈町住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第3号 平成3年度伊奈町老人保健特別会計歳入歳出決算認定について、認定第4号 平成3年度伊奈町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、認定第5号 平成3年度伊奈町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第6号 平成3年度伊奈町中部特定土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第7号 平成3年度伊奈町水道事業会計決算認定についてを一括議題といたします。 決算特別委員長から、審査の経過と結果について報告を求めます。 決算特別委員長、田中久枝君。   〔決算特別委員長 田中久枝君登壇〕 ◆決算特別委員長(田中久枝君) 8番の田中久枝でございます。 決算特別委員会の審査の概要、並びにその結果についてご報告を申し上げます。 当委員会は10月20日午前9時8分より開会いたしました。出席者は、委員全員、並びに議長、執行部からは町長、助役、収入役、教育長、消防長、関係課長並びに所長等でございます。署名委員に、野川、平田、両委員を指名し、議事に入りました。前もって10月の9日、全員協議会室において決算審議の準備会を開き、特別会計も含め、審査に必要な資料について事前に協議し、執行部から40項目に上る資料をいただき、それをもとに審査に入ったわけでございます。 第1日目は、認定第1号 平成3年度伊奈町一般会計歳入歳出決算認定についてでございます。初めに、歳入全般について審議いたしました。まず歳入の税でございますが、徴収率では97%で、前年度比ですが、わずかで 0.3%ほど上昇しております。町民税について委員より質問がございました。収入未済の原因、また滞納繰り越しに対する対応、大口滞納者、減税等でございます。 第1点目の収入未済額の原因について執行部より答弁があり、これは借金、ローン等による生活苦、生活困窮に相当すると思われるケース、会社等の事業不振、病気等により収入が減少、また所在地不明等の理由だそうです。 次に、滞納繰越分の対応につきましては、担当の課長から職員による臨宅、夜間における電話催告、納税相談、また12月の完納月間におきましては、ボーナス時期に集中的に電話催告をする、納税相談によって分納制をする、口座振替の推進等の答弁をいただきました。 大口滞納者について、職業別では建設業関係、医療関係、不動産業、保険業、遊戯場関係、ブロック業等ご報告がありましたが、このほとんどは納入済みで、そのうち医療機関が分納、またブロック業が差し押さえをしているというご報告をいただきました。 次に、町民税の減税について、所得割にどれだけ減税されているかという質問に対し、それについて個人町民税では税率の適用区分の見直しがなされ、基礎控除等の額が引き上げられたということで、総体的には所得税が伸びていること、控除額も伸びている、また平均税率が下がっていることを勘案し、試算してみますと全体で 6,000万円ほどの減税となっているというご説明をいただきました。 次に、固定資産税についてでございます。償却資産は別としまして、土地、家屋に対する固定資産税は下がらないということで、特に平成3年度における新築家屋の数、土地の宅地化の状況などについて質問があり、それに対して平成3年度の新築家屋の数は 324棟、また土地の宅地化の状況が約7万 5,000平米という報告があり、税額にして約1億 1,000万円程度増になるというご報告でした。 次に、経常収支比率について質問がございました。決算書によりますと、形式的な単年度収支関係では、3億 3,000万円、実質単年度収支では 2,800万円という黒字で決算している、しかし平成3年度から単純にこの数字だけで評価するのは難しいのでは。また、とりわけ経常収支比率も減って65.5%。弾力性があるという言い方もあるが、職員の労働条件、福祉の問題等その施策がどうであったかという質問があり、それについて経常収支比率の関係は、平成3年度粗大ごみ処理施設の建設事業を実施したということで、これに伴い、ご案内のとおり国庫補助金が減額され、交付税の追加等により2億 3,974万円余りが交付され、それが一般財源差しかえとなり、そのため経常経費の比率の試算からして、この財源の分母が多くなった関係であるというご報告があり、それぞれの施策等については十分配慮して実施してまいりたいという答弁がなされました。 次に、地方交付税について。当初地方交付税を計上したのが8億 6,000万円、その後6億 3,600万円が補正され、結果的には計15億 1,000万円という形になっているが、この交付税を算定するに当たって、当初より40%以上多くなることに疑問を感ずる。また、出し入れが多く非常にわかりにくい。この交付税について増額になった理由、また算定する時期に資料が整っていなかったかということで委員より質問がございました。これに対しまして、土地開発基金1億 9,900万円、福祉基金 4,277万 4,000円、財源対策債の償還基金費 9,810万円、それと粗大ごみの国庫補助金の関係での再算定、国庫補助金が減額になりましたための再算定により、2億 3,974万円、これが交付税として交付されました。それと合わせますと約6億 118万円という数字となります。また、予算編成の時点では明確な数字は示されていないという答弁がございました。 次に、公債費について。県内52町村の中でも、公債比率は何位ぐらいか、債務負担行為等を含んだ公債比率についてどう考えているかと、委員より質問がございました。平成3年度の公債比率ですと、11.6%というようなことで、それからもう1つ粗大ごみ処理施設の国庫補助金が減額となり、これらの交付税で納付されたことに伴い、基準財政規模が増加したことにより低くなった。さらに、債務負担行為と合わせると14.6%となり、町村の部では10番目ということでございました。 次に、使用料について委員から、資料を見ると野球場の使用料の中で第2球場は19%で非常に低いのでは。またこの原因について、そしてその改善策について質問がございました。それについて、野球場の使用料の関係は、回数では第1、第2球場を合わせて 414回、時間にして 1,035時間、ただし先ほどご質問にありました第2球場と言ったのは、たぶんナイター施設で91回使用されていることだと解釈をいたします。これが使用料が19%ということである、そういう答弁をいただきました。 次に、家賃収入。町営住宅、職員住宅、いろいろあるわけでございますが、これらの使用料の入金状態、また入居状態について質問があり、それについて入金状態は 100%であります。また、町営住宅の入居状況につきましては、10軒のうち1軒空き室、また職員住宅については全戸入室しております。2階建てに関しては4戸建てで3戸あいており、教職員住宅では全員入居しております。小室地区の教職員住宅に関しては、4戸のうち3室空き家になっているというご報告をいただきました。また、委員から教職員住宅の4戸のうち、3戸が空き家という状況であれば、何らかの改善策を講じ、利用できる状態にする必要があるのではないか、来年度は検討していく必要があるのではないかという問いに対しまして、教職員住宅については、かなり傷みがひどい状態で、従来教職員を確保をしていく時期には住宅を整備し、優秀な教職員を求めてきたが、時代が変わり通勤状況にも変化があり、入居希望者も少なくなった。建物も若い人のニーズに合わず、間取り、ふろ、トイレなどの設備等も時代に合わなくなっている、せっかくある建物なので、できるだけ有効に使えるよう検討していきたいというお答えがありました。 次に、開発行為の寄附金について。開発行為の指導要綱に基づいた除外適用の有無はどうであったか、という質問が委員からありました。これに対して、適用除外については、特に聞いていない。寄附金の3年度の 160万の内訳については、丸山地区1件、これはがんセンター前のマンションでございますが、13世帯で1件当たり12万円、計 156万円と新宿の住宅1件12万円であると、こういうご説明をいただきました。このほか、2、3質問がございましたが割愛させていただきます。 以上で歳入についての質疑を終結いたしました。 続いて、歳出について審議いたしました。第1款、会議費についての質疑はございませんでした。第2款総務費につきまして。初めに、工事請負費の中でガードレール修繕工事費54万 5,900円のうち、無謀運転等における物損による修繕は何件あって、破損原因者に対する弁償請求等はどう対応しているかと、委員から質問がありました。これについて、本年度は該当がなかった。破損件数については前年度は7件あり、単価にして1メーター当たり5万円の経費がかかる。また、原因者の負担は5件あったというお話です。該当者がわからない場合は、それぞれの負担で修理をしてもらう、相手がどうしてもわからない場合は、町で修理をする場合もあるというお答えでございました。 次に、地番表示の改善について。委員より、今区画整理が進んでいるが、本区が本町となったわけで、地番表示が大まかでわかりにくい、本町1丁目という表示とか、郵便配達や配達人が非常に困っているという話を聞きますと、もう少し地番表示について改善した方がわかりやすいと思うが見解は、とのことで質問がございました。それに対しまして、決算で出ています地番表示板の設置について、調整区域内において非常にわかりにくいということから、特に下郷地区内の表示板は整備され、区画整理のされていない調整区域内の主要道路に面した電柱に設置し、52カ所に設置したということでございます。区画整理地内に整備される住宅地には、区画整理事業とのかかわりもあり、今後は住民課等の対応もお願いし、わかりやすい表示について研究することが望ましいと考えておりますという答弁をいただきました。 次に、臨時職員について。まず賃金について、不用額 220万というのは多いのではないか、その理由について質問がございました。執行部から、臨時職員について各職場課で採用しており、特に見込んだ予算額賃金以下で平成3年度は対応できた。特にクリーンセンター等も当初臨時職員を見込んでいたが、途中から臨時職員を雇用せず、職員が努力したその成果があらわれたものだと思う。雇用の目的については、総務課関係では、税務課では季節的賦課徴収関係、会計では決算時の事務、児童館では夏休みの児童の対応、消防本部1名、総務では専門的体育の関係で1名、町史2名、総合センター、保育所、保健衛生課、図書館で夏休み期間の間採用しており、雇用した人数については総体的に50名、賃金については時間当たり一般事務の場合 690円、技能関係にあっては 680円、学校等の介助 760円、給食センター、児童館 710円、タイプ 820円等ご説明をいただきました。 次に、賦課徴収の中の納税組合についての補助金について。設立した地区また戸数、補助金等について質問がございました。設立された地区は、細田山地区6組合、戸数が87戸、補助金は1戸当たり50円、87戸で 4,350円という報告をいただきました。 次に、庁舎の警備について。現在、かぎの保管についてどう管理しているかという質問があり、それに対して、かぎの管理システムは警備員及び総務課、そして課長が保管している旨ご説明をいただきました。 続いて、第3款民生費について審議をいたしました。初めに、敬老会の記念品に対して、町内業者から調達すべきと思うが、現実にはどうかという質問があり、それに対して、町内で極力求めていくというふうな方針は従来どおりでございます。ただし、毎年同じ物を記念品としているものについては、何個か在庫があるため、やむを得ず町外より購入しており、また特に一般の記念品については大体 1,500から 600個そろえなければならず、無理な面もございます。町外から購入している物は、銀杯、金杯、また 1,500から 600の記念品、町内にあっては座布団、お茶セットなどを購入しているというご説明をいただきました。 次に、保育料について。委員より、参考資料によると保育所の時間外の対応が多い、時間外保育の利用率が多いが、その対応についてお聞きしたいという質問があり、それに対して、相当時間延長保育が多いのが現状であり、正規の時間より前、それからその後の利用率が高いのは事実であります。近隣と合うぐらいの延長を考えて検討していきたいというご説明がございました。 次に、委託料で老人福祉の関係で、特に在宅福祉に取り組む上での現状、短期保護及びショートステイの利用者数、利用した日数、委託している施設等について質問があり、それに対して利用者数は4名、利用した日数は61日、委託している施設については、平成3年度では蓮田園、上尾新生ホームの2カ所であるというご説明をいただきました。 続いて委託料で、警備補償委託として 1,000万円を計上してあるが、職員の日直、夜勤等の問題、人件費、労働力のローテーション等の関係を考えますと当然なことだと思う。現在警備保障会社は何社に委託しているか、また、警備保障会社も相当過当競争だと聞いていますが、どういう具合に決定しているかという質問がございました。それに対して、3保育所とも1社で、決定については見積もり合わせによって会社を決定しているという答弁をいただきました。 老人センター送迎車、また、今使われているバスが非常に古いと思うが、何年ぐらい経過したものか、またどういう契約になっているかという質問があり、それに対しての答弁は、伊奈町の老センに来る前3年たっており、現在14年目を迎えております。契約は、ここで契約期間が切れるので、つい先日決済をしたところであります。平成4年度には、新しい車ということを伺っているという答弁がございました。 第4款衛生費についてでございます。委員より、北足立歯科医師会へ補助金を出しておりますが、北足立口腔保健センターは平成3年度中に完成しているのか、またいつから診療が始められたか質問があり、それに対して完成は平成4年3月いっぱいに完成しており、業務開始は平成4年度より開始しているというご報告をいただきました。 続いて、桶川・北本・伊奈医師会立准看護学校についても、実情についてはどうかという質問がございました。それについて、平成3年度より准看護学校が開始し、平成3年度の募集は生徒35名入学をいたし、また平成4年度では生徒35名募集し、うち35名入学をしました。計70名入学したわけでございますが、中途退学7名あり、現在では63名の生徒がいるというご報告をいただきました。 続いて、第5款農林、第6款商工費について審議をいたしました。商工費の不用額について。小口融資制度が余り利用されていないのではという質問があり、それに対して、制度としては町では 300万円という上限貸付額を設定しており、町の方は審査会等があるため若干日数がかかる、小口融資者の場合はほとんど緊急融資を望む方が多いので、申し込みが少ないということであります。また、十分検討させていただき、活用されるよう努力をするというお話も伺いました。 次に、勤労者住宅資金の預託金、今年度は 1,500万円となっているが、この利用状況について委員より質問がございました。それについて、昭和61年から平成3年まで合計51件の利用者があり、当初借入額は1億 2,445万円、現在高3月31日現在で 9,068万 9,000円、返済は滞納なしで行われているというご報告をいただきました。 次に、第7款土木費。負担金の中で綾瀬川上流治水促進連絡協議会というところで15万円支出しているが、この構成と事業について委員より質問がございました。これについて、これは伊奈・蓮田・上尾・桶川の3市1町で構成されており、事業内容は、県綾瀬川関係で県への陳情、あるいは3市1町の研修等の事業を行っているというご報告をいただきました。それの不用額についてはどうかという問いに対し、原市沼川の不用額の関係ですが、上尾市が主体で事業を行っているので、町では負担金を上尾市に納めている。去年、用地買収の中で7割程度進行しており、今用地交渉を行っている段階ですが、若干当初計画の面積とずれが生じ、したがって不用額が出たということで、本来ならば減額補正をすべきでしたが、用地買収が3月ぎりぎりまでかかったたために不用額となったというご説明をいただきました。 続いて、負担金。新都市建設事業で 1,500万円、具体的にはどういう事業を新都市事務所で計画実施したか、その内容について質問がございました。事業内容については、仮換地諸費として画地確定測量、物件調査、換地指定通知等の作成という事業内容で、費用としましては事業費が 5,200万円、町の負担は 468万円、また事業といたしましては、側溝工事、道路築造等であり、事業費といたしましては1億 1,200万円、このうち町の負担金が 1,060万円で、町の負担金の合計が 1,528万円となっております。道路側溝工事、田んぼ地帯外部の築造、路体の終わったところの側溝工事整備、またミニ工地内の道路整備等を施工しているというご説明をいただきました。 決算認定全般的工事請負費の中で、検査員から何か指摘があった点があったかという委員の質問に対して、建設課関係の指摘事項については、検査前に担当の中で課内において細心の注意を払って検査、点検をし、検査に臨んでおりますので、検査員から特に指摘を受けたことはないというご報告をいただきました。 次に、土地区画整理関係で主に都市整備課担当の中部区画の予算計上内容について、特別会計と一般会計の区分の問題で、委託料が一般会計で中部区画の施工管理業務委託料として 1,300万円、中部地区権利再調査業務委託料として59万 7,000円とあるが、中部区画となれば特別会計で処理すべきではないかという委員の質問に対しまして、中部区画の管理委託料関係は、当初中部区画整理を始める段階で、事務的な経費は一般会計から見るという話もありました。平成3年度までは、一般会計で見ておりましたが、平成4年度から全部特別会計に組み替えをしている状態であるという説明があり、また、委員から平成3年度は一般会計から特別会計へ 6,300万円繰り出しているが、これはどうなのかという質問がございました。それについて、一般会計から特別会計に繰り出した 6,311万 2,000円については、中部区画整理地内の街路築造と国庫補助金を導入しているため、国庫負担金の町負担が 5,395万円かかった、委託料関係については、事業費を避け、都市整備課ができる前は都市計画課の方で一括しておりました。事務的な経費については、一般会計でという経緯がありましたというご報告をいただきました。 伊奈中部地区権利再調査業務委託料の内容についてさらに質問があり、中部権利の再調査の内容については、現在所有権が移転しており、その関係で各事業に対する権利者を把握するための、登記簿の閲覧の委託料であるというご説明をいただきました。 次に、クリーンデーの報償金に関して委員より質問があり、最近はコサギリというのはほとんどなく、仕事の大部分が大体空き缶拾いです。実態を見ますと、営業活動との関係がありますので、その対応は難しいと思うが町の美化を考えると、新しい条例を制定してもとを断ち切るような方策が必要ではないかという質問が出ました。それに対して、昔はコサギリという言葉を使って、道に伸びた枝などの整理をしたものですが、最近ではクリーンデーとか道路愛護という名称で行っています。その内容も、缶や危険物等の収集が主で、ほかに草刈り、一部側溝の清掃やヒューム管の詰まったものの除去が主な作業となっております。確かに缶などが一番多いわけです。これは、道路管理者側だけでなく、関連課であるクリーンセンター、保健衛生課とも連携を保ってよく協議しながら検討していきたいというお答えをいただきました。 次に、消防費でございます。使用料及び賃借料について、複写機のコピー料について23万 2,000円の内容があるが、それについての説明を委員より質問がございました。それに対して、複写機賃借料は9万 2,700円で、そのほかは2万 8,513枚分のコピーであるということです。用途については、会議、視察者、訓練者等に対する資料等の答弁がございました。 次に、備品購入の件で騒音測定器について、購入の必要性、また使用目的等について委員より質問があり、消防署では火災報知器の警報音等を感知し、数字に合わせてチェックするために必要であるというご説明をいただきました。 消防職員の確保について、どのような努力をしているのかという質問が委員からなされました。消防署より、応募者の獲得で学校関係を回ったり、また案内状の郵送等、募集活動を行っておりますが、現在応募者が少ないのが現状である、ことしは3名の応募者があったというご報告がありました。 次に、職員手当のうちの時間外労働について、三十数名で 1,100万円とあり、総務費に計上した職員の時間外労働手当は 900万とありますが、この時間外についての説明が委員より求められました。それに対して、超過勤務時間と実働職員体制の問題ですが、職員が少ないので超過勤務が多いというのではない、消防長会の事業、例えば救急救助、救急技術大会、マラソン大会など、勤務明けで行く場合もあるわけで、これは超過勤務に加えている。また、勤務交代のときに出動した場合、救急があれば一応前夜の当番が出て、その後事務整理をするなど、約1時間や1時間半かかる。そういった超過勤務時間の積み重ねであり、超過勤務時間が多いから体制が弱いということにはならないというご説明をいただきました。 次に、第9款教育費についてでございます。給食費への補助金について、所得制限を設けて改善すべきではないかと委員より質問がありました。現在では、所得制限よりも子供の数によって調整しております。補助額3人までが1万円、4人の場合が2万円、5人が3万円となっているというご説明をいただきました。 次に、公民館活動について質問があり、公民館活動を活発にするには、運営しやすく改善する必要があるのではないか、また、公民館費は大体人件費で消えており、事業が展開できるような形の予算の計上が必要ではないかという質問がございました。それに対して、公民館運営審議委員会の委員10名に、運営については審議していただいております。また、平成3年度は予算も 210万円ということですが、平成4年度については約 200万円プラスして、公民館独自の活動ができるよう配慮したところであるというご説明もありました。 次に、コンピューターを中学校に導入するに当たって、各市町村では中学校にコンピューター教育が導入に当たって、その指導体制が整っていないという新聞記事を見たが、この町の状況はどうかと委員より質問がございました。各中学校の教員が、それぞれ研修を深めている、とりわけ小針中において計画的、意欲的に研修を深め、教員1人1人が着実に力をつけているという答弁であります。さらに、具体的にはワープロ機能を全職員が身につけ、その機能を子供たちに教えられるようにすることが本年度の目標であるということを伺いました。 次に、文化財発掘作業委託料について質問がございました。町内の文化財の発掘の進捗状況、また発掘に伴って開発工事の差しとめがあるかどうかという点でございます。初めの1点目につきましては、一番大きいものが伊奈屋敷跡の発掘であり、民間個人所有地で発掘調査は計4件あったという報告がありました。 北部区画整理に関しましては、主体が県なので町が協力をするという状況であるというご報告をいただきました。 続いて、海外交流の事業について質問があり、派遣する生徒をどのような形で選考されているか、また今のやり方で問題がないかという質問があり、それに対して各学校の中学3年生すべてを対象に応募させ、その子供たちに作文、面接、簡単な英会話等を含めたテストを行い、そこから選ばれた子供たちを教育委員会で再度面接を行い、教育委員会で決定している。また、帰国してから学校では体験発表や文化祭等で発表しており、真剣そのもので非常に問題はないという答弁がなされました。 次に、アスベストについてでございます。小針中の部屋の天井がアスベストの適用をされているのですが、その結果はという委員からの質問がございました。それに対して、小針中のアスベスト調査について、設計事務所等を通して伊奈町の公立小中学校について、アスベストの使用はないと伺っておりましたが、小針中の天井改修工事を行うに当たって、念のため専門検査機関に調査を依頼したところ、その結果はアスベストは検出されないという調査結果が来たというご報告をいただきました。 続いて、第10款公債費、第11款諸支出、第12款予備費について審議をいたしました。公債費については、財政調整基金で積み立てているのであれば、当然繰り上げ償還等も考えるべきではないか、また繰り上げ償還の問題とか借りかえをする問題についてお伺いしたいという委員よりの質問がございました。それについて、借りかえについては、融資元との協議あるいは合意が必要で、融資元の合意がなかなか得られないのが現状である、大蔵省の基本的な考えは一切認めない方針だという報告があり、さらに財政調整基金につきましても、平成3年度の予算編成の答申について、7億 8,000万円で財調を取り崩さなければならない状態の予算編成の姿になってしまったのですが、たまたま結果的には交付税の算定以後の変動があり、それが繰入金の方に繰り戻されており、取り崩さなくて済んだという状況です。今後、財調基金等の問題と絡み合わせながら、繰り上げ償還の対応ができるならば十分検討していきたいというふうなご説明もございました。 次に、実質収支に関する調書及び財産に関する調書については発言がなく、以上で認定第1号に関する質疑を終結いたしました。 続いて討論に入りまして、認定第1号に対する反対意見として1名、賛成意見2名があり、討論を終結し、採決に入りました。認定第1号 平成3年度伊奈町一般会計歳入歳出決算について諮り、原案のとおり認定することに賛成の方の挙手を求めましたところ、賛否同数でございました。よって、委員会条例第15号1項の規定により、委員長が決し、認定第1号は原案のとおり認定すべきものと決しました。 以上で、第1日目の審査を終了いたしました。散会は午後3時41分でございました。 ○議長(鳥海努君) ここでお諮りいたしたいと思いますが、報告の途中でございますけれども、ちょうど1時間有余経過しておりますので、残余の部分につきましては午後1時から再開の議会で報告をしてもらいたいというふうに思います。それでよろしいでしょうか。   〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(鳥海努君) ご異議なしと認めます。 ただいまから午後1時まで休憩をいたします。 △休憩 午前11時50分 △再開 午後1時01分 ○議長(鳥海努君) 休憩を解いて再開をいたします。 決算特別委員長の報告を続けます。 8番、田中君。 ◆決算特別委員長(田中久枝君) 8番の田中久枝でございます。 午前中に引き続きまして、決算特別委員会の審査報告をさせていただきます。 2日目は、10月21日午前9時より開催いたしました。当日は、認定第2号から第7号までの審議を行う旨告げまして、直ちに会議を開催いたしました。 初めに、認定第2号 平成3年度伊奈町住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。まず、委員より最近は住宅資金利用が少なくなっている。現在の起債の詳細の残高、及び返還の最後が何年かという質疑がございました。起債の詳細の残高は、 4,114万 960円、また最終年度平成23年というお答えをいただきました。 質疑を終結し、採決に入ったわけでございますが、全員賛成で認定第2号 平成3年度伊奈町住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算認定については、原案のとおり認定すべきものと決しました。 続いて、認定第3号 平成3年度伊奈町老人保健特別会計歳入歳出決算認定について審議をいたしました。歳入の関係で、県支出と町の繰入金おのおの5%の割合だが、収入済み額でなぜ県より町の方が多いのか、その理由ということで委員から質疑がございました。老人保健の対象者は、国と県では年齢が違うが、他の対象者数とその対象者数の所得が幾ら以上かということも、重ねて質疑がございました。歳入の関係で、県支出と町からの繰入金は本来は同額であり、しかし平成3年度は若干県支出の方が上回っております。これは、いずれ調整し、返還する形となるという答弁がございました。 老人保健対象者数は 267名で、そのうち受給者が 228名、結局所得制限にかかる人が差し引きの39名であるという答弁がなされました。以上で質疑を終結し、討論に入りました。反対意見1名、賛成意見1名、討論を終結し、採決に入りました。認定第3号につきまして、賛成多数であります。よって、認定第3号 平成3年度伊奈町老人保健特別会計歳入歳出決算は、原案のとおり認定すべきものと決定しました。 続いて、認定第4号 平成3年度伊奈町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。保険税につきまして、委員より保険税は目的税であり、他の税と異なり収入が多くなることが良好であるというわけではない、必要最小限度の徴収をすべきである。また、調定額が大幅に上回った原因、調定額と収入額の関係について質疑がございました。あわせて、不納欠損額またその処分、滞納の 7,003万 5,000円の解消対策について質疑があり、それについて賦課世帯被保険者の増及び所得の伸びによる限度額世帯の増によって、1点目の調定額が上回った原因を説明されました。 徴収率現年度分は94.7、また過年度分が26.8%で、全体で85.6%というふうな額になったこともあわせてご説明いただきました。町税と比べますとかなり低い率となりますが、またその理由についても両町税の徴収と同様のことで、ローン、借金、また事業不振、病気等であります。不納欠損については、全体で86件 425万 8,400円、これは不納欠損処分をいたしました。地方税法15条の第7第4項の消滅によって、6件14万 1,480円、また、同じく18条の消滅事項により80件 411万 6,920円が処分されました。町税の徴収と同様、税務課の方でも大変努力をされているという説明がございました。 次に、国保税を減税した市町村があるのではという委員の質問に対しまして、浦和、春日部、鴻巣、吹上等が減税をしている。保険税の税率につきましては、所得税割で浦和が 7.2%から6.70%、また鴻巣ですが 7.2%から 6.6%へ、吹上では 7.4%から 7.2%に引き下げられているそうです。伊奈町の場合は、昭和63年から 5.9%とかなり低い位置にあるということもあわせてご報告いただきました。 次に、賦課限度額が現在44万円ということになっており、各自治体で多少違うが、町の考え方はという質疑に対しまして、国からは一応限度額を改定するよう通知は全保険者に来ているそうです。伊奈町は、平成4年度については46万円にするよう指示が来ているが、現在44万円で抑えてあります。指示に従わない場合は、国の方から交付金等でペナルティーがあるということも、重ねてご説明いただきました。 ここで、歳入に対する質疑を終結し、続いて歳出についての質疑に入ったわけでございます。初めに高額医療について。前年対比はどうだったか、また、高額医療の対象になった病気、対象の病気になっての低減対策等について質疑があり、これについて平成2年度は 660件の高額医療費を支払い、支払い金額は 4,796万 6,000円でありまして、平成3年度に関しては 707件、金額にして 5,081万 8,000円であるという報告がありました。前年度対比は、件数で47件プラスとなり、金額では 285万 2,000円であるというご報告です。 高額医療の対象になった病気といたしまして、第1位が循環器28%以上、第2位が消化器16%、第3位新生物10.5%となっております。また、対象の病気に対しての低減対策については、早期発見、早期治療ということで、各保健施設の充実、特に健康基本診査を町内5機関で実施しており、受診率もかなり上がっているという答弁でございました。 医療費通知についてまた質問があり、 7,148世帯に年4回出しているが、それによって違っているという問題提起がなされたケースの有無について、また、委託料の中のレセプト診査手数料 266万 5,807円の支払いについて、件数は何件で疑義はなかったのか等の質疑がございました。 3年ほど前までは、その対応は全部レセプトを確認していただきました。現在は、ほとんど問題のない状態になっている。また、被保険者1人当たり 4,788円の効果があり、これはレセプト診療手数料を支払って委託した結果だと思いますが、被保険者1人当たり 4,788円の効果があり、点検の結果、一応被保険者 5,654人を掛けますと、約 2,700万円の効果があったというご報告でございます。 さらに委員より、約 2,700万円の疑義があるとすると、担当者として医療機関に適当な指導要望をした経緯があるかという質疑がございました。それに対して、発見次第医療機関と連絡をとり、レセプトを戻しているという答弁がありました。 次に、保健施設活動について質疑がございました。基本診査 453人、健診率が非常に低いのでは。また近隣の件数の実情、また指定機関等について質疑があり、その受診率については、平成2年度が10.3%、平成3年度が14.6%ということでございます。近隣の件数の実情につきましては、これは平成2年度のデーターでございますが、上尾で27.8%、大宮市が 6.6%、また、鴻巣保健所のトップが北本市で28.1%、最下位が川里で 8.9%というご報告があります。平成3年度は4機関、指定期間も3週間でございましたが、平成4年度には機関の決定は5機関へ、また指定期間は1カ月としたというご答弁がございました。 ここで認定第4号に関する質疑を終結し、続いて討論に入りました。認定第4号に対する反対意見1名、賛成意見1名、討論を終結し、採決を行いました。認定第4号につきましては、賛成多数であります。よって、認定第4号 平成3年度伊奈町国民健康保険特別会計歳入歳出決算について、原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。 続いて、第5号 平成3年度伊奈町公共下水道特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。初めに歳入の方で、受益者負担 100%とあるが、これは何筆で何世帯かという質疑がございました。その内訳は、分割者13筆で 271万 500円、一括が2筆で 361万 7,300円、年一括が 174筆で 2,601万 7,100円、合筆等の関係で 213件 516万 9,300円、計 622筆だそうです。 使用料について。使用可能世帯、また平成3年度中の申し込み件数等について質疑がございました。水洗化の戸数は 217件で 735人、申し込みの件数は工事店へ申し込んだものが 427件というご報告がありました。 次に工事関係で、枝管工事はそれぞれ分割して発注している。工期の関係があるいはあるのか、また業者の育成をするという立場からか、 3,000万以下の工事の発注が多いが、この仕方についての考え方はということで質疑があり、それに対して、設計の段階でどうしてもマンホール等や距離的なスパン等があり、このような発注をしている。特に意図的に 3,000万円以下というふうには切っていないという答弁がございました。 次に、貸付金について質疑がございました。水洗便所に改造するための貸し付けを行っているが、貸付件数、また金額等について質疑があり、貸付件数については3件7戸、また金額については 245万円ということでございました。使用開始で使用可能にするためには工事が必要だが、申し込んでもなかなか工事がやってもらえないという声があるが、申し込んでから完成までの現在の状況等を聞かせてほしいという質疑があり、距離的なもの、また排水設備の関係もあるが、一応約1カ月弱で終わらせる考えだという答弁です。一方、工事店を指定された場合には、この期間よりもおくれることがあるという答弁があわせてされました。 次に、枝管工事の際、栄町は地盤が非常に悪いが、玄関が閉まらない等の苦情の件数はどうかという質疑に対し、当面道路等で狭いところを掘削し、多少なりと振動による被害として玄関が閉まらない等の苦情も二、三ありました。しかし、因果関係が下水道であるということになれば、それなりの対応をしておりますという答弁でございます。 ほかに発言がなく、質疑を終結し、続いて討論は反対も賛成もなく、採決に入りました。賛成多数であり、よって、認定第5号 伊奈町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定については、原案のとおり認定すべきものと決しました。 認定第6号 平成3年度伊奈町中部特定土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。区画整理事業を町営でする場合、歳入については国庫補助、県支出金、繰入金及び公債費等で賄われるわけですが、中部区画を見ると県道の対応が具体的に区画整理に実施されないわけで、県道を入れなかったことが管理者負担金と減歩率に関係が出てくるのではないか。また、2点目として県道蓮田・鴻巣線を将来伊奈中央線という形で位置づけられているので、その関係は3点目としましては、工事を進めていく上で保留地の処分も必要ではないか、その点、資金計画等について聞かせてほしいという質疑がございました。 それに対して、県道関係の負担金の関係では、中部地区については上尾・蓮田・鴻巣線の1本で、将来伊奈中央線の方に県道はつけかえられるという都市計画決定されております。都市計画決定されますと、国庫補助金も導入できますので、国庫の導入、それに伴い10分の1の県費補助を受けて施工中であるという答弁でございます。また、資金計画に関しましても保留地処分は仮換地指定を終わっていますが、街路の築造をやっており、排水関係も整備しなければならないので、その辺を調整しながら決定したいということです。なるべく早期にと考えているということでございました。 次に、給食センターの移動の件で質疑がございました。給食センターの一部を改造するので、そのための調査が完了し、今給食センターの改造については教育委員会と時期等に関して調整中であるという答弁でございました。 以上で質疑を終結しました。反対、賛成とも討論はなく、採決に入りました。賛成全員でございます。よって、認定第6号 平成3年度伊奈町中部区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定は、原案のとおり認定すべきものと決しました。 続いて、認定第7号 平成3年度伊奈町水道事業決算認定についでございます。将来、人口3万人計画で1日の配水量1万 2,000トン等、料金体系を含め施設の整備の増強の予定があるように思えるが、それについて質疑がございました。また、引当金関係で修繕引当金という形で 2,700万円あるが、将来大修繕を行う計画があるのかどうか。3点目に、加入金が大幅にふえた理由に対して質疑がございました。 まず、1点目ですが、平成6年度1日最大配水量1万 2,000トン、その次の計画として平成12年度給水人口3 万 6,200人1万 8,000トンという施設拡充の計画とあわせて、この年度以内に現施設の更新の時期が来るので、これも含めて計画を立てているという答弁でございます。2点目の引当金に関しましては、修繕費の平準化を図るため、施設が古くなってきており、一定時期に多額の修繕費がかかりますと、予算計上にひずみが起きます。そういったものを平準化するのが目的で、引当金勘定を設けたということです。また3点目、加入金に関してですが、一般家庭 415件 622万 5,000円、また県道中央区画の中のマンション79筆 1,000万円、25ミリ管8件 216万円、30ミリ管2件86万円、40ミリ管93万円、学校が1件、485 万円、その他20ミリから30ミリに改造2件56万円、このほかに2件あり24万円、計 7,185万円の収入があったというご報告をいただきました。また、委員より水道の職場の福利厚生について質疑があり、トイレ等女性への配慮が必要ではないかという意見が出ました。それに対して、これからも改善するよう検討するという答弁でございました。 以上で質疑を終結し、反対、賛成とも討論なく、採決に入りました。第7号につきましては、賛否同数でございますので、委員会条例第15条第1項の規定により委員長が決しました。よって、認定第7号 平成3年度伊奈町水道事業決算認定については、原案のとおり認定すべきものと決しました。 以上で、決算特別委員会に付託されました認定第1号から第7号までの審査は、すべて終了いたしました。閉会は午前11時49分でございました。 以上で、決算特別委員会の審査報告を終わります。---------------------------------------決算特別委員長報告に対する質疑、討論、採決 ○議長(鳥海努君) 続いて、委員長の報告に対する質疑に入ります。 ご質疑はございませんか。   〔発言する人なし〕 ○議長(鳥海努君) ご質疑はないものと認めます。 これより認定第1号から第7号について討論並びに採決を行います。 初めに、認定第1号 平成3年度伊奈町一般会計歳入歳出決算認定についての討論に入ります。 本案認定に対する反対意見の発言を許します。 22番、金子君。   〔22番 金子利作君登壇〕 ◆22番(金子利作君) 22番の金子であります。 私は、認定第1号 平成3年度伊奈町一般会計決算に、反対の立場から討論を行います。 ご承知のとおり、1991年平成3年度は中曾根内閣のもとで強行されました財政支出削減行政合理化、その名のもとに臨調行革の10年の年であります。80年代を通じて強行されました臨調行革路線、地方行革は地方自治体を自民党政府の下請機関として、教育、福祉の諸制度を破壊し、住民いじめと地方自治体の空洞化が進められてきたわけであります。91年度の国の地方財政対策は、この臨調行革路線のもとでアメリカのイラク攻撃に対する90億ドルの支援、さらに90年の暮れに日米構造協議の会議で、公共投資10年間で 430兆円支出の約束等の初年度という年、そしてその財源を確保するために地方財政は余裕があると、余裕論を立てて地方財政に求めてきたわけであります。 地方交付税の削減、固定資産税の大幅な増税、国庫補助金負担金の引き続くカット、地方での民活路線の推進など、地方自治体と住民に対する攻撃が一層強まった年であります。また、景気の動向を見ましても、好景気が5年を経過して陰りがあらわれてきておる状態でありました。長期景気を支えてきました個人消費と設備投資の両方にわたって変調の兆しがあり、年度が始まるころの4月には不況色が濃いというのが一般的な見方となったわけであります。不況突入で、税収の伸びが望めない中で、22兆 7,500億円の中期防衛力整備計画、10年間に 430兆を注ぎ込む公共事業、1兆 2,000億の湾岸戦争費など、国民不在の政策が次々と展開されてきたわけであります。 一方、年金や生活保護費など大幅に引き上げるべきでありますけれども、これを抑え国民年金の掛け金の引き上げ、老人医療費の一部負担金の引き上げなど、国民にしわ寄せを図ってきているわけであります。このような内外情勢を踏まえ、3年度の決算について若干申し上げたいと思います。 第1は、町民税についてであります。国は国民の強い要求に基づいて、平成3年度91年度の個人町民税の減税を内外に示したところであります。その内容は、所得割の税率適用区分を3段階として税率5%は現行の 120万円から 160万円に、そして10%の税率区分帯は 500万円以下を 550万円以下に、15%の税率帯では 500万円以下を 550万円にしたわけであります。また、人的控除につきましては、基礎控除、配偶者控除、配偶者特別控除等に対し30万円から1万円を追加して、31万円に引き上げたわけであります。私は、このような減税が実施されたとしても、町民の重税感は依然として残るということを指摘してまいりました。まさにそのとおり推移したというふうに思います。 そこで私は、63年度、平成3年度との比較をしてみたところでありますが、個人町民税については63年度の個人町民税の税額、総額で11億 6,000万円に対して、平成3年度では15億 3,960万円 132%、納税義務者で見ますと、昭和63年度では 9,434人、平成3年度では1万 751人、113.9 %という伸びであります。このように、税収の伸びが納税者数を20%も近く上回っており、若干の所得税の伸びを見たとしても、町民の重税感はぬぐえないものと思うわけであります。したがって、現在の住民税が生活保護基準ぎりぎりまで課税されているところに最大の問題があり、課税最低限を現行の 280万円を所得税並みに 320万円程度に引き上げるべきであります。 第2は、固定資産税についてであります。平成3年度の固定資産税の当初予算額は、12億 9,500万円で、対前年度比 0.1%の増額という形で予算化されたわけであります。決算で見ますと、収入済み額で13億 7,900万円、 7,900万円の増額 6.5%であります。調定額に対する当初予算額は、1億 1,900万円で9%と大幅に増額となっているのであります。私は、この予算審議に際して申したとおり、平成3年度から5年度までの評価替え実施によって、負担軽減措置を講じたとしても、町民に負担の増加が大きくなるということを申し上げました。そして、評価替えの中止を求めたところであります。決算状況が示すとおり、勤労者の持ち家やあるいは中小零細企業者や農家の負担が、深刻な事態になっていることも示しているというふうに思うわけであります。 さらに、固定資産税の増額は、地代あるいは家賃にまではね返り、日常生活を脅かす状態であり、引き下げが急務となっているというふうに思うわけであります。 第3は、財政調整基金についてであります。平成3年度の財政調整基金は、12億 9,800万円であります。昭和60年度の財政調整基金の保有額を見ますと、6億 3,800万円であります。実に2倍を超す保有額となっているわけであります。臨調行革によって町の財政の特徴は、町民税と使用料の引き上げなど、町民負担を多くして、浮いたお金を借金と貯金に回したというふうに言えるものであります。町民の要求を一つ一つ実現して、基金を持つのであれば文句を言う人はいないわけでありますが、しかし、教育、福祉、生活環境の整備など、町民の要求は山積しているわけであります。したがって、それらの基金を町民福祉のためにそういう事業に積み込むべきだというふうに考えているところであります。国でも、基金に対して都道府県財政課長会議の席上、国の財政局長は、ただ漠然と積み立てている基金は、単独事業の財源として取り崩してでも事業量を確保してほしいと、こう述べているところであります。12億円の財政調整基金の使途は、今日の内外情勢を踏まえ、老人福祉対策中心に事業化すべきであるというふうに思っているところであります。 第4は、消費税についてであります。消費税の廃止の要求は、国民全体の世論であります。消費税問題を協議しておりました税制問題に関する両院合同協議会では、せめて食料品など生活必需品、さらにサービスは非課税にすべきだという国民世論を無視して結論を先送りにしたのであります。消費税を導入するとき、政府自民党は高齢化社会に向けての財源確保を図るという宣伝を繰り返し行ったのであります。しかし、その口が乾かないうちに、老人医療費の一部負担金の引き上げを図るなど、国民をまさにペテンにかけたと言っても過言ではないのではないでしょうか。当町でも、上下水道の使用料に対し、消費税を徴収しているところであります。住民の負担を軽減させるためには、早急に消費税の廃止を行うべきであります。 また、町の歳出予算でも物件費と維持費、普通建設事業費などに対し消費税がかけられておりますが、これが何と1億 800万円にも達しているわけであります。これだけ住民へのサービスが低下しているということも指摘せざるを得ないわけであります。 以上、住民こそ主人公という立場から、平成3年度の予算を分析した基本点についてのみ申し上げ、反対討論といたします。 ○議長(鳥海努君) 次に、賛成意見の発言を許します。 4番、大塚君。   〔4番 大塚順康君登壇〕 ◆4番(大塚順康君) 4番、大塚順康でございます。 議長より発言のお許しをいただきましたので、私は平成3年度一般会計認定第1号 歳入歳出決算認定についての、承認することに賛成の立場で討論をいたします。 我が国の経済情勢は経済大国と言われますが、バブル経済の崩壊、そして景気低迷により長期化すると予想されております。内需拡大策がとられる一方、ガット・ウルグアイランド等貿易交渉では市場開放を迫られ、経済摩擦等我々を取り巻く社会情勢は非常に厳しく、高齢化、情報化、国際化等の進展が想定される悪条件のもとで、我が町の指針であります活力ある町づくりのため、社会資本の充実等の事業、住みよい町づくり等、福祉事業、環境衛生事業等にも細心の配慮をされ、施行されたものであり、この決算であると理解するものでございます。 まず、歳入面から見ますと、総額78億 1,957万 1,000円、前年度に比べ30.1%増、その主なものは構成比44.2%の町税34億 5,912万 6,000円は、前年度に比べ2億 5,921万 5,000円で、 8.1%増、構成比19.4%の地方交付税については、15億 1,593万 3,000円、5億 2,652万 5,000円53.2%増を初めとし、国庫支出金及び県支出金等に増額決算が行われており、収入減になっているものにつきましては、自動車取得税、交付金等であり、自主財源確保に積極的に努力されたことに高く評価するものでございます。 次に、歳出面を見ますと、平成3年度の歳出総額75億 377万 7,000円、前年度に比べ17億 7,400万円、31%増となっております。義務的経費23億 485万 3,000円、構成比率30.7%。投資的経費普通建設事業費で24億 3,373万 6,000円、構成比32.4%。その他の経費27億 6,518万 8,000円、構成比36.9%で、義務的経費のうちの人件費、扶養費等については現在の社会情勢、経済情勢の中での増であり、理解するものでございます。特に、公債費につきましては、各種事業による地方債の元金の返済等が開始されたことによるもので、財政運営上増額はやむを得ないと思われます。公債比率11.6%は、今の伊奈町の財政状況の中では妥当な数値と判断するものでございます。普通建設事業費の決算額は、24億 3,373万 6,000円で、前年度に比べ12億 1,281万 5,000円、99.3%増となっておりますが、これは平成2年度より継続事業となっておりました粗大ごみ処理施設事業を初め、各中学校のコンピューター室の改善事業、道路新設等の改良事業であり、21世紀の伊奈町を見据えた事業であると理解し、妥当な決算であると認められます。 その他の経費につきましては、各中学校のコンピューター導入を初め、清掃費などの各委託料、あるいは公共下水道特別会計への繰出金等の増額であり、これは発展する我が伊奈町の活性化を図る意味を含め、各分野にわたり適正な考慮配分であると理解、賛意を表するものでございます。 以上申し上げましたが、経済不況の社会情勢の中、今後自主財源の確保に努められ、収税率の向上を諮り、今後諸事業執行につきましては健全財政を維持し、財政運営への確立を期し、細心の注意と一層の努力を要望し、私の賛成討論といたします。 終わります。 ○議長(鳥海努君) ほかにご意見はございませんか。   〔発言する人なし〕 ○議長(鳥海努君) ないようでありますので、討論を終結いたします。 これより採決をいたします。 認定第1号について、委員長の報告は認定すべきものであります。 委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔起立多数〕 ○議長(鳥海努君) 起立多数であります。 よって、認定第1号は委員長の報告のとおり認定をされました。 認定第2号 平成3年度伊奈町住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算認定についての討論に入ります。 本案認定に対する反対意見の発言を許します。   〔発言する人なし〕 ○議長(鳥海努君) 次に賛成意見の発言を許します。   〔発言する人なし〕 ○議長(鳥海努君) 発言がございませんので、討論を終結いたします。 これより採決をいたします。 認定第2号について、委員長の報告は認定すべきものであります。 委員長の報告のとおり、認定することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔起立全員〕 ○議長(鳥海努君) 起立全員であります。 よって、認定第2号は委員長の報告のとおり認定されました。 認定第3号 平成3年度伊奈町老人保健特別会計歳入歳出決算認定についての討論に入ります。 本案認定に対する反対意見の発言を許します。 22番、金子君。   〔22番 金子利作君登壇〕 ◆22番(金子利作君) 金子であります。 認定第3号 平成3年度伊奈町老人保健特別会計に反対の立場から討論を行います。 昭和57年老人保健法が制定されました。この老人保健法の制定によって、昭和43年から実施をされておりました老人医療費の無料化が廃止され、有料化が導入されたわけであります。このとき、病院での治療費がただだから待合室が年寄りに占領されている、といった悪宣伝が強められたわけであります。そして、長い間社会のために尽くされたお年寄りに対し、乳牛は乳が出なくなったら屠殺場へ送る、人間も働けなくなったら死んでいただきたい、自民党の現在の外務大臣、渡辺美智雄さんの発言でありました。この暴言がその本質を最も示しているというふうに思うわけであります。この老人医療費有料化は、その後健康保険法の改悪で本人2割負担の導入を図るなど、これまで国民の運動で築き上げてまいりました社会保障制度を根本から覆してきたわけであります。自助、自立、受益者負担を標榜する臨調行革路線は、老健法の改悪を行いました。そして、65歳以上の一部負担金を外来1カ月 800円を 900円に、そして入院については 400円を 600円に引き上げ、さらに医療費に占める老人負担の割合を5%に保つ、こういうことで自動的にスライドさせる、しかも国会審議なしで値上げをできると、こういうものであります。絶対に容認することはできないものであります。 自民党政府は、高齢化社会の到来に対処するためにと、消費税導入を強行したのでありますが、この一事を見ても臨調行革路線がいかに反国民的なものであるかを証明していると思うわけであります。今、お年寄りが求めているのは老人医療費の無料化であり、病気の早期発見、早期治療で1日でも長く生きたいということであります。それに逆行し、お年寄りを医療から遠ざけるこの老人保健会計には、反対であります。 ○議長(鳥海努君) 次に、賛成意見の発言を許します。 4番、大塚君。   〔4番 大塚順康君登壇〕 ◆4番(大塚順康君) 4番、大塚順康でございます。 平成3年度認定第3号 伊奈町老人保健歳入歳出決算についての、賛成の立場から討論をさせていただきます。 先ほど金子議員さんが、この制度の初めから、発足当時からのことを申し上げておりました。確かにそのとおりでございまして、昭和57年に法律第80号として制定されました。これは、老人の無料化医療ということで発足されたわけでございます。しかし、なかなか多くの患者を抱え、これではなかなか大変だということから、この事業は医療費の支給が確立定着しているところでございましたが、この制度はなくてはならない制度と考えます。一部負担金が改正されたということでございまして、今、金子議員さんが反対されたようでございますけれども、平成4年度より、外来の場合1カ月前年度までは 800円が改正後 900円、平成5、6年度から 1,000円、7年度以降は物価にスライドするというような報告を受けております。ちなみに、入院が改定前が 400円、これ1日当たりでございます。現在 600円になりまして、平成5年、6年度が1日当たり 700円、平成7年度以降は物価にスライドするというふうになっております。 このような額では、現在の経済情勢では負担に耐え得る額、許容額と申しますが、そういうふうなもののように考えております。また、決算につきましては、歳入が伊奈町の場合6億 8,450万 8,000円、歳出6億 4,891万 1,000円、実質収支額 3,559万 7,000円となり、平成3年度の老人保健の登録者受給者は 1,281人、前年比80人増、 6.7%増、件数では延べ1万 9,396件、前年比 2,189件で12.7%増、医療給付費に医療支給費を加えた額が6億 4,294万 5,000円、支給額の99.1%を占め、前年比 1,226万 7,000円2%増であり、1件当たりの金額を見ますと、3万 3,148円、前年比 3,504円のマイナスであります。 また、先ほど町長が行政報告の中にもありましたが、老人保健法に基づき9月に基本的健康診査を実施したところ、 869名の受診がされたというとおり、非常に有効に対応されております。老人保健特別会計を含め、健全な運営であることを私は理解するものでございます。さらに、健全運営になお一層の努力を要望し、賛成討論といたします。 終わります。 ○議長(鳥海努君) ほかにご意見はございませんか。   〔発言する人なし〕 ○議長(鳥海努君) 発言がございませんので、討論を終結いたします。 これより採決をいたします。 認定第3号について、委員長の報告は認定すべきものであります。 委員長の報告のとおり、認定することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔起立多数〕 ○議長(鳥海努君) 起立多数であります。 よって、認定第3号は委員長の報告のとおり認定をされました。 ただいまから10分間休憩いたします。 △休憩 午後1時55分 △再開 午後2時05分 ○議長(鳥海努君) 休憩を解いて再開をいたします。 認定第4号 平成3年度伊奈町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定についての討論に入ります。 本案認定に対する反対意見の発言を許します。 22番、金子君。   〔22番 金子利作君登壇〕 ◆22番(金子利作君) 22番、金子であります。 認定4号 伊奈町国民健康保険特別会計に、反対の立場から討論を行います。 町民の25% 6,500人、そして世帯の33% 2,600世帯の加入する伊奈町の国民健康保険事業は、相次ぐ国庫支出金の削減で、その運営は深刻な事態であります。そして、高い国保税が町民の暮らしを直撃し、滞納者が増加の一途をたどってきているのが現状ではないでしょうか。町民は、国保税を引き下げて払える国保税にして、安心して医療を受けられるように強く望んでいるというふうに思うわけであります。 ご承知のとおり、国保加入者は農業やあるいは自営業、中小零細企業の働く人たちによって組織されておりまして、極めて財政的な基盤が弱い保険であります。したがって、国及び町の大幅な財源支出が求められるのは当然であります。そこで、第1に平成3年度の国保税について申し上げたいと思います。平成3年度の国保税の調定額は、5億 1,500万、決算額が4億 4,000万であります。収入未済額 7,000万、13.6%になるわけでありますが、そして不納欠損額が 425万 8,000円、調定額に対する8%と、こういう状況であります。この国保税の状況を見ればだれでもわかると思うのでありますけれども、町民の担税能力は極限に達している、したがって抜本的財源措置を講じなければならない状態にきているというふうに思うわけであります。 第2は、一般財源からの繰り出しについてであります。国保税の町民負担が限界に達しているときに、一般会計からの財源支出は、健全な国保運営と税の軽減を図る上で極めて有効な措置であります。ところが、町はこれまで 4,000万円を一般会計から繰り出していたのでありますけれども、平成3年度は 2,000万円に減額したのであります。このような当局の姿勢は、国保財源の安定はおろか、町民の税負担の増大となることを強力に指摘しておきたいと思うわけであります。 第3は、保健施設についてであります。国保の施設活動につきましては、各種検診等極めて積極的に実施をし、疾病予防に成果を上げられております。平成3年度の疾病予防費は 142万 8,000円計上されておりますが、予算執行されたのが84万 5,000円59%であり、未執行分が何と40%もあるわけであります。この要因は、各種検診を実施しておりますけれども、受診された方が極めて少なかったこと、そこに最大の問題があると思います。今後、検診期間の延伸、あるいは検診医療機関の拡大、検診項目の追加等を検討し、病気の早期発見、早期治療に努めるべきだと思います。 以上の問題も提起をして、反対討論といたします。 ○議長(鳥海努君) 次に、賛成意見の発言を許します。 15番、佐原君。   〔15番 佐原 久君登壇〕 ◆15番(佐原久君) 認定第4号 平成3年度伊奈町国民健康保険特別会計歳入歳出決算について、賛成の立場より討論をいたします。 国保会計は、ご承知のとおり制度上大変弱い財政基盤のものであり、近年、医療技術の目覚ましい進歩と、老人人口の急増、疾病対応の複雑化等により、医療費が大幅な増加となっております。 また、本年8月厚生省の平成3年度の保健医療費の動向調査の発表を見ますと、老人1人当たりの医療費は60万 4,000円となり、お年寄り1人が1カ月当たり約5万円の医療費を使っている計算になります。 町の決算を見ますと、地域住民の医療の確保と健康の保持増進に努められたところがよく見られます。1つには、税の負担の公平を期する面もございますが、自主財源の確保に努められたことにより、本年度は平成2年度と比較して収納率が0.87ポイント、アップを見たところであります。また、国及び県の補助を積極的に確保したこと、さらに疾病の早期発見、早期治療のため、保健施設の活動や国保の趣旨普及に努められたことにより、 4,900万円余りの繰り越しを見たことも、その努力のたまものであります。 また、年々医療費が増高の一途をたどっておりますが、被保険者の負担とならぬよう、今後も国・県に対して財源確保のため、財政の安定化、保険制度の一元化の早期実現を強く要望をするものであります。健康こそ住民の幸せを支える根源であるという考えに立ち、21世紀に耐え得る恒久的な制度の確立と、町国保財政の安定を目指した真の地域住民のための国民健康保険でありますよう要望し、賛成討論といたします。 ○議長(鳥海努君) ほかにご意見はございませんか。   〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(鳥海努君) ないようでございますので、討論を終結いたします。 これより採決をいたします。 認定第4号について、委員長の報告は認定すべきものであります。 委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔起立多数〕 ○議長(鳥海努君) 起立多数であります。 よって、認定第4号は委員長の報告のとおり認定されました。 認定第5号 平成3年度伊奈町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定についての討論に入ります。 本案認定に対する反対意見の発言を許します。   〔発言する者なし〕 ○議長(鳥海努君) 次に、賛成意見の発言を許します。   〔発言する者なし〕 ○議長(鳥海努君) 発言がございませんので、討論を終結いたします。 これより採決をいたします。 認定第5号について、委員長の報告は認定すべきものであります。 委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔起立多数〕 ○議長(鳥海努君) 起立多数であります。 よって、認定第5号は委員長の報告のとおり認定されました。 認定第6号 平成3年度伊奈町中部特定土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定についての討論に入ります。 本案認定に対する反対意見の発言を許します。   〔発言する者なし〕 ○議長(鳥海努君) 次に、賛成意見の発言を許します。   〔発言する者なし〕 ○議長(鳥海努君) 発言がございませんので、討論を終結いたします。 これより採決をいたします。 認定第6号について委員長の報告は認定すべきものであります。 委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔起立全員〕 ○議長(鳥海努君) 起立全員であります。 よって、認定第6号は委員長の報告のとおり認定されました。 認定第7号 平成3年度伊奈町水道事業会計決算認定についての討論に入ります。 本案認定に対する反対意見の発言を許します。   〔発言する者なし〕 ○議長(鳥海努君) 次に、賛成意見の発言を許します。   〔発言する者なし〕 ○議長(鳥海努君) 発言がございませんので、討論を終結いたします。 これより採決をいたします。 認定第7号について、委員長の報告は認定すべきものであります。 委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔起立多数〕 ○議長(鳥海努君) 起立多数であります。 よって、認定第7号は委員長の報告のとおり認定をされました。---------------------------------------町長提出議案の報告 ○議長(鳥海努君) 日程第5、町長提出議案の報告を行います。 今期定例会に提出されました議案について報告をいたします。 事務局をして議案名を朗読をいたさせます。   〔事務局長朗読〕 ○議長(鳥海努君) 以上のとおりであります。 ただいま報告いたしました議案はお手元に配付してございますので、よろしくお願いを申し上げます。--------------------------------------- △第69号議案の上程、説明、質疑、採決 ○議長(鳥海努君) 第69号議案、助役の選任についてを議題といたします。 ここで助役の退席を求めます。   〔助役 守屋宣夫君退席〕 ○議長(鳥海努君) 事務局をして議案を朗読いたさせます。 局長。   〔事務局長朗読〕 ○議長(鳥海努君) 続いて提案者の説明を求めます。 町長。   〔町長 小林昭一君登壇〕 ◎町長(小林昭一君) 第69号議案につきましてご説明申し上げます。 今まで伊奈町の助役しとてお骨折りをいただきました守屋氏は、平成5年の1月1日で任期満了となります。私の受けとめ方といたしましては、人格識見ともにすぐれており、さらにまた県庁内外での人脈も幅広くお持ちであり、伊奈町にとっても大きな力を寄せていただいていると判断をしております。したがいまして、再任をお願いしたいというふうに存じますので、議会の皆さん方の何分のご同意を賜りますようお願い申し上げまして、説明とさせていただきます。 ○議長(鳥海努君) 以上で説明を終わります。 これより質疑に入ります。 ご質疑はございませんか。   〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(鳥海努君) ないようでございますので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本案は人事案件につき討論を省略いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。   〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(鳥海努君) ご異議なしと認めます。 よって、討論を省略いたします。 これより第69号議案 助役の選任についてを採決をいたします。 この採決は、無記名投票をもって行います。 議場の閉鎖を命じます。   〔議場閉鎖〕 ○議長(鳥海努君) ただいまの出席議員は22名であります。 お諮りいたします。会議規則第32条第2項の規定により、立会人に10番、戸井田信夫君、11番、秋山昭二君、12番、長谷場優君の3君を指名いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。   〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(鳥海努君) ご異議なしと認めます。 よって、立会人に戸井田信夫君、秋山昭二君、長谷場優君の3君を指名いたします。 投票用紙を配付いたさせます。   〔投票用紙配付〕 ○議長(鳥海努君) 投票用紙の配付漏れはございませんか。   〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(鳥海努君) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を点検いたします。   〔投票箱点検〕 ○議長(鳥海努君) 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。 本案に賛成の諸君は「賛成」と、反対の諸君は「反対」と記載の上、1番議員より点呼に応じて順次投票をお願いいたします。 なお、重ねて申し上げます。投票中、賛否を表明しない投票及び賛否の明らかでない投票は、会議規則第83条の規定により無効といたします。 ここで点呼を命じます。 局長。   〔投票〕 ○議長(鳥海努君) 投票漏れはございませんか。   〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(鳥海努君) 投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。   〔議場開鎖〕 ○議長(鳥海努君) 開票を行います。 立会人の立ち会いをお願いいたします。   〔開票〕 ○議長(鳥海努君) 選挙の結果を報告いたします。  投票総数         21票  有効投票         20票  無効投票         1票  有効投票中   賛成          16票   反対          5票 以上のとおり、賛成多数であります。   〔「22になっちゃう」と言う人あり〕 ○議長(鳥海努君) ならないですよ。賛成が16で反対が5票ですから。白票は反対票になる。21票です合計。よろしいですか。 じゃ、整理します。暫時休憩します。 △休憩 午後2時30分 △再開 午後2時34分 ○議長(鳥海努君) 再開をいたします。 投票の結果につきまして、念のため再発表いたします。 投票総数21票、有効投票20票、無効投票1票。有効投票中、賛成16票、反対4票。 以上のとおり、賛成多数であります。 よって、第69号議案 助役の選任については原案に同意することに決しました。 ここで助役の復席を求めます。   〔助役 守屋宣夫君復席〕--------------------------------------- △助役就任のあいさつ ○議長(鳥海努君) ただいま同意されました助役から発言を求められておりますので、これを許可いたします。 助役。   〔助役 守屋宣夫君登壇〕 ◎助役(守屋宣夫君) ただいま選任についてご承認を賜り、大任の重さに身の締まる思いでございます。 流動する社会情勢に対応して、議会の皆様のご指導ご叱責を仰ぎ、伊奈町発展のため全力を傾注してまいりたいと決意を新たにしているところでございます。どうか、今後ともよろしくご指導を賜りますようお願いを申し上げまして、御礼のごあいさつとさせていただきます。 ありがとうございました。(拍手)--------------------------------------- △第70号議案の上程、説明、質疑、採決 ○議長(鳥海努君) 次に、第70号議案 公平委員会委員の選任についてを議題といたします。 事務局をして議案を朗読いたさせます。 局長。   〔事務局長朗読〕 ○議長(鳥海努君) 以上のとおりであります。 続いて、提案者の説明を求めます。 町長。   〔町長 小林昭一君登壇〕 ◎町長(小林昭一君) 第70号議案につきましてご説明申し上げます。 関根氏には、今まで昭和58年以来公平委員として大変なお力添え等賜ってまいりましたが、今月21日で任期満了となります。同氏につきましては、私が申し上げるまでもなく皆様よくご承知のことと存じますが、昭和29年武蔵野銀行に入行以来、今日代表取締役専務に就任されるまで、行員として、また役員としての豊かな経験と見識をお持ちの方であり、公平委員にお願いするには、極めて適任の方であると判断いたしております。 何とぞご同意を賜りますようお願い申し上げまして、提案説明とさせていただきます。 ○議長(鳥海努君) 以上で説明を終わります。 これより質疑に入ります。 ご質疑はございませんか。   〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(鳥海努君) 質疑がございませんので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本案は人事案件につき、討論を省略いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。   〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(鳥海努君) ご異議なしと認めます。 よって、討論を省略いたします。 これより第70号議案 公平委員会委員の選任についてを採決いたします。 この採決は無記名投票をもって行います。 議場の閉鎖を命じます。   〔議場閉鎖〕 ○議長(鳥海努君) ただいまの出席議員は22名であります。 お諮りいたします。 会議規則第32条第2項の規定により、立会人に13番、木村健一君、14番、山本重幸君、15番、佐原久君の3君を指名いたしたいと思います。 これにご異議ございませんか。   〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(鳥海努君) ご異議なしと認めます。 よって、立会人に木村健一君、山本重幸君、佐原久君の3君を指名いたします。 投票用紙を配付いたさせます。   〔投票用紙配付〕 ○議長(鳥海努君) 投票用紙の配付漏れはございませんか。   〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(鳥海努君) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を点検いたします。   〔投票箱点検〕 ○議長(鳥海努君) 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。本案に賛成の諸君は「賛成」と、反対の諸君は「反対」と記載の上、1番議員より点呼に応じて順次投票をお願いいたします。 なお、重ねて申し上げます。投票中、賛否を表明しない投票及び賛否の明らかでない投票は、会議規則第83条の規定により、無効といたします。 ここで点呼を命じます。 局長。   〔投票〕 ○議長(鳥海努君) 投票漏れはございませんか。   〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(鳥海努君) 投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。   〔議場開鎖〕 ○議長(鳥海努君) 開票を行います。 立会人の立ち会いをお願いいたします。   〔開票〕 ○議長(鳥海努君) 投票の結果を報告いたします。  投票総数         21票  有効投票         21票  無効投票         0票  有効投票中   賛成          21票   反対          0票 以上のとおり、全員賛成であります。 よって、第70号議案 公平委員会委員の選任については原案に同意することに決しました。--------------------------------------- △第71号議案の上程、説明、質疑 ○議長(鳥海努君) 次に、第71号議案 平成4年度伊奈町一般会計補正予算(第7号)を議題といたします。 事務局をして議案を朗読いたさせます。 局長。   〔事務局長朗読〕 ○議長(鳥海努君) 以上のとおりでございます。 続いて、提案者の説明を求めます。 企画財政課長。   〔参事兼企画財政課長 山本欽吾君登壇〕 ◎参事兼企画財政課長(山本欽吾君) 第71号議案 平成4年度伊奈町一般会計補正予算(第7号)につきましてご説明申し上げます。 今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ 794万円を追加いたし、歳入歳出予算の総額は歳入歳出それぞれ71億 1,187万 2,000円といたしたいという案でございます。 6ページをお開きいただきたいと思います。歳入でございますが、第10款国庫支出金、第1項国庫負担金、1目民生費国庫負担金 731万 7,000円の補正でありまして、児童手当の制度改正に伴う国庫負担金それぞれ節区分のとおりでございます。第11款県支出金、第1項県負担金、3目民生費県負担金、これは減額でございまして8万 7,000円でございます。これにつきましても、児童手当の制度改正によるものでございます。 次に、7ページをお願いしたいと思います。第2項の県補助金2目民生費県補助金 329万 5,000円の補正でございますが、節区分にございますように 300万円につきましては、高齢者保健福祉実態調査の経費が重点地区として補助対象になったことによります受け入れでございます。29万 5,000円でございますが、保育事業の中で障害児の入所によりまして、保母を加配いたしました。それらの事業が補助に該当いたしたための補正でございます。 第4目農林水産業費、県補助金30万円の補正でございますが、これにつきましては新規事業といたしまして、農業の担い手確保対策ということで受け入れをいたすものでございます。第5目商工費県補助金 101万円の補正でございますが、商店街環境施設整備事業補助金の補助率が5分の1から3分の1に改正になりましたところによります受け入れでございます。 第14款でございますが、繰入金でございます。 389万 5,000円の減額でありまして、今回の補正の歳入歳出をトータルいたしまして、残額がございますのでそれらを繰入金といたしたいというものでございます。 次に8ページをお開きいただきたいと思います。歳出でございますが、第3款民生費、第1項社会福祉費、2目の老人福祉費、補正額には変わりございませんでして、財源内訳の変更、一般財源を減額いたしまして特定財源に補助金分計上であります。それと、節区分につきましては節の変更であります。第2項児童福祉費、2目児童措置費でございますが、 714万 3,000円の補正でありまして、児童手当の改正に伴う歳入受け入れ分の補正計上であります。 第4目保育所費減額 397万円でございますが、補正減であります。これにつきましては、当初臨時保母4名を見込みましたが、正規保母2名の採用があったため、不用となりますので減額をいたすものであります。 9ページをお願いしたいと思います。第5款農林水産業費、第1項農業費3目農業振興費30万円の補正ですが、歳入で受け入れましたものを節区分により新たに計上いたしました。 第6款商工費、第2目商工振興費61万円の補正ですが、県費補助を受け入れましたので補助の追加と財源内訳の変更であります。 第7款土木費、第1項道路橋梁費、3目道路新設改良費、 613万 5,000円の補正でありまして、節区分につきましては電柱移設工事箇所8カ所分の追加、さらに水道管切り回し費、同じく工事カ所8箇所の追加、それぞれ計上であります。 10ページをお開きいただきたいと思います。第2目河川費、1目下排水路費 251万 2,000円の減額補正でございます。これにつきましては、原市沼川改修事業の国庫補助金の増に伴いまして負担割合が少なくなったための減額でございます。 第9款教育費、第2項小学校費、1目学校管理費、23万 4,000円の補正でありまして、下水道使用料の不足が見込まれますので、追加計上をお願いしたいということでございます。 以上で説明を終わります。よろしくご審査のほどをお願い申し上げます。 ○議長(鳥海努君) 以上で説明を終わります。 これより質疑に入ります。 ご質疑はございませんか。   〔発言する者なし〕 ○議長(鳥海努君) 発言がございませんので、質疑を終結いたします。--------------------------------------- △第72号議案の上程、説明、質疑 ○議長(鳥海努君) 次に、第72号議案 伊奈町例規集全2巻作成に伴う関係条例の整備等に関する条例を議題といたします。 本案は朗読を省略し、直ちに提案者の説明を求めます。 総務課長。   〔参事兼総務課長 加藤重雄君登壇〕 ◎参事兼総務課長(加藤重雄君) 第72号議案につきましてご説明申し上げます。 この条例は、例規集全2巻を作成するのに伴いまして、関係条例の整備を図っていくものでございます。第2条では、現に施行されております条例の題名、目次、本則及び付則中の「ひらがな」を「漢字」に、また「漢字」を「ひらがな」に、さらにまた、拗音、これは「ゃ」「ゅ」「ょ」、「きゃ」とか「きゅ」とか「きょ」、さらに促音、これは「っ」、「もって」の「っ」などについては、半音に一括して改正する。半音というのは小さい文字にするということであります。 それから第3条ほか86条につきましては、一括改正できない部分について、各条例ごとに一部改正を行いまして、整備を図るものでございます。 よろしくご審査をお願い申し上げます。 ○議長(鳥海努君) これより質疑に入ります。 ご質疑はございませんか。   〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(鳥海努君) 発言がありませんので、質疑を終結いたします。--------------------------------------- △議案の委員会付託 ○議長(鳥海努君) これより、今期定例会に上程いたしました議案について、各常任委員会に付託を行います。 議案付託表を印刷の上、お手元に配付してございますが、事務局をして朗読をいたさせます。 局長。   〔事務局長朗読
    ○議長(鳥海努君) お諮りいたします。 第71号議案から第72号議案について、会議規則第39条第1項の規定により、議案付託表のとおり各常任委員会に付託いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。   〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(鳥海努君) ご異議なしと認めます。 よって、第71号議案から第72号議案については、会議規則第39条第1項の規定により、議案付託表のとおり各常任委員会に付託することに決しました。 よろしくご審査のほどをお願いいたします。--------------------------------------- △陳情の報告 ○議長(鳥海努君) 次に、日程第6、陳情の報告を行います。 今期定例会に提出されました陳情については、文書表をお手元に配付しましたが、念のため事務局をして朗読をいたさせます。 局長。   〔事務局長朗読--------------------------------------- △陳情第2号の上程、委員会付託 ○議長(鳥海努君) 陳情受付第2号 国連障害者の10年最終年に当たっての意見書採択についてのお願いを議題といたします。 事務局をして陳情書を朗読いたさせます。 局長。   〔事務局長朗読〕 ○議長(鳥海努君) 以上のとおりでございます。 陳情については、会議規則第91条の規定により、陳情文書表のとおり文教民生常任委員会に付託いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。   〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(鳥海努君) ご異議なしと認めます。 よって、陳情文書表のとおり、文教民生常任委員会に付託することに決しました。 よろしくご審査をお願いいたします。--------------------------------------- △次会日程の報告 ○議長(鳥海努君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 あす11日は午前9時より本会議を開き、町政に対する一般質問を行います。定刻までにご参集くださるようお願いいたします。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(鳥海努君) 本日はこれにて散会いたします。 長時間にわたり、大変ご苦労さまでした。 △散会 午後3時02分...